本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。掲載内容は2026年11月1日時点の公式情報に基づきます。
「毎月1万円ずつ返せば、いつか終わる」。それは正しいのですが、終わるのがいつなのかは、借入額によって大きく変わります。この記事では、金利18%・毎月の元金1万円という条件で、完済までの月数と利息の総額を計算しました。
結論:30万円で30か月、100万円で100か月
元金1万円の定額返済なので、月数はほぼ「借入額÷1万円」になります。30万円なら30か月(2年半)、100万円なら100か月(8年4か月)です。
問題は利息です。同じ100万円でも、毎月2万円返せば期間は約半分になります。期間が半分になれば、利息も半分近くになります。
計算の前提
次の条件で計算しています。ここが変われば結果も変わります。
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 借入額 | 30万円・50万円・100万円 |
| 実質年率 | 18.00% |
| 返済方法 | 毎月、元金1万円+その月の利息 |
| 1か月 | 30日として日割り計算 |
| ボーナス返済 | なし |
元金が定額なので、残高が減っても毎月の返済額は利息のぶんだけ少しずつ減っていきます。最初の月は利息が最も多く、最後の月は最も少なくなります。
完済までの月数
| 借入額 | 毎月の元金 | 完済まで | 利息の合計 |
|---|---|---|---|
| 30万円 | 1万円 | 30か月 | 約68,794円 |
| 30万円 | 2万円 | 15か月 | 約35,506円 |
| 50万円 | 1万円 | 50か月 | 約188,630円 |
| 100万円 | 1万円 | 100か月 | 約747,123円 |
| 100万円 | 2万円 | 50か月 | 約377,260円 |
30万円を毎月1万円で返すと、利息は約68,794円。100万円を毎月1万円で返すと、約747,123円です。借入額は3.3倍ですが、利息は10.9倍になります。返済期間が延びるほど、残高に利息がかかり続けるためです。
期間を縮める効果は大きい
30万円を毎月2万円で返すと15か月で終わり、利息は約35,506円です。毎月1万円のとき(30か月・約68,794円)と比べると、利息は33,287円少なくなります。
100万円でも同じで、毎月2万円にすると利息は約377,260円、毎月1万円の約747,123円から369,863円減ります。
返済額を増やす余裕があるなら、期間を縮めるほうが総額は小さくなります。逆に言えば、返済額を下げると期間が延び、そのぶん利息が増えます。
利息は「最初」と「最後」でこんなに違う
30万円を毎月1万円で返す場合、1回目の返済に含まれる利息は約4,438円です。返済額1万円のうち、元金に充てられるのは5,562円ほどで、半分近くが利息です。
一方、残高が1万円まで減った最後の月の利息は約148円です。返済額のほとんどが元金になります。
| 時点 | 残高 | その月の利息(30日) |
|---|---|---|
| 1回目 | 30万円 | 約4,438円 |
| 15回目 | 約15万円 | 約2,219円 |
| 最終回 | 1万円 | 約148円 |
「返しても残高が減らない」と感じるのは、このためです。序盤は利息の比率が高く、元金がなかなか減りません。
実際の金額は各社の計算方法で変わる
ここで示したのは概算です。実際のカードローンは、金融機関ごとに返済方式や利息の計算方法(初回の日割り、末日の端数調整など)が異なります。また、借入のたびに残高が増えれば、その分だけ期間も利息も変わります。
同じ「毎月1万円」でも、返済日が月末か月初かで日数が変わり、数十円単位の差が出ます。正確な返済予定は、各社が提供している返済シミュレーションで確認してください。
返済額はどうやって決めるか
返済額を決めるときは、次の順番で考えると無理がありません。
- 毎月、生活費とは別に確実に残せる金額を出す(無理のない範囲で)
- その金額で、希望する借入額が何か月で終わるかを計算する
- 期間が長すぎるなら、借入額を下げる
返済額を先に決めて、借入額をそれに合わせる順番です。借入額を先に決めて返済額を後から考えると、毎月の負担が重くなりがちです。
よくある質問
繰上返済をすると、どれくらい得ですか?
繰り上げた金額に対する今後の利息が丸ごと減ります。30万円を毎月1万円で返している途中で10万円を繰り上げれば、残りの期間は約10か月短くなり、利息もその分減ります。手数料がかかる場合があるので、契約内容を確認してください。
ボーナス月に多く返すと効果はありますか?
あります。元金が早く減るため、その後の利息が減ります。ただし、ボーナス払いを前提にした返済計画は、ボーナスが出ないと破綻します。毎月の返済だけで完済できる計画を先に立ててください。
金利が変わると返済額は変わりますか?
カードローンの多くは固定金利ですが、変動金利の商品もあります。変動の場合は返済額か期間のどちらかが変わります。契約時にどちらが変わるかを確認してください。
返済額を変えると、どう変わるか
同じ借入額でも、毎月の返済額によって完済までの月数と利息総額は大きく変わります。金利18%で計算した一覧です。
| 借入額 | 毎月1万円 | 毎月2万円 | 毎月3万円 |
|---|---|---|---|
| 30万円 | 30か月/68,795円 | 15か月/35,507円 | 10か月/24,411円 |
| 50万円 | 50か月/188,630円 | 25か月/96,164円 | 17か月/65,392円 |
| 100万円 | 100か月/747,123円 | 50か月/377,260円 | 34か月/254,022円 |
各セルは「完済までの月数/利息の合計」です。100万円を毎月3万円で返せば、毎月1万円のときより期間が3分の1近くになり、利息も大きく減ります。
返済額は「余裕のある月」ではなく「余裕のない月」で決める
返済額を決めるとき、多くの人は平均的な月を思い浮かべます。しかし返済が苦しくなるのは、出費が多い月です。
目安として、次の2つを満たす金額に設定してください。
- 毎月の返済額が、手取り収入の1割以下
- 収入が1か月止まっても、返済を続けられる
この範囲を超えると、どこかの月で延滞が起きやすくなります。延滞すると遅延損害金が加わり、結果的に総額が増えます。返済額を高く設定しすぎるのも、低く設定しすぎるのも、総額では不利になります。
繰上返済は「いつ」が大事
繰上返済は残高に直接効きますが、タイミングで効果が変わります。
| タイミング | 効果 |
|---|---|
| 借入直後 | 最も効果が大きい |
| 残高が多い序盤 | 効果が大きい |
| 残高が少なくなってから | 効果は小さい |
利息は残高にかかるので、残高が多いほど1回の繰上返済の効果は大きくなります。「ボーナスが出たら」と待つより、余裕ができた時点で入れるほうが総額は減ります。
金利が15%と18%で、どう変わるか
同じ返済額でも、金利によって完済までの月数と利息総額が変わります。毎月1万円で返す場合です。
| 借入額 | 年18% | 年15% | 利息の差 |
|---|
月数は金利が変わってもほぼ同じです(元金が固定のため)。変わるのは利息の総額で、100万円では差が大きくなります。
金利の違いは「毎月の負担」には表れにくく、「総額」に表れます。返済額だけを見ていると、金利の差に気づきません。
返済が苦しくなったときの選択肢
- 返済額を下げる(期間は延びる)
- 繰上返済で残高を減らす(総額は減る)
- 借り換えで金利を下げる(手数料との比較が必要)
- 公的な相談窓口を使う(返済が難しい場合)
1と2は逆の効果を持ちます。返済額を下げると目先は楽になりますが、総額は増えます。苦しいときこそ、どちらを選ぶかで数年後の負担が変わります。
まとめ
- 金利18%・元金1万円の返済なら、30万円で30か月・利息約68,794円
- 100万円なら100か月・利息約747,123円。借入額の3.3倍で利息は10.9倍
- 毎月2万円にすると30万円で15か月、利息は33,287円減る
- 序盤は利息の比率が高く、元金が減りにくい
- 実際の金額は各社の計算方法で変わる。公式シミュレーションで確認する
利息の計算式そのものは利息の計算方法、借入額の上限は総量規制で解説しています。


